脊椎センター
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脊椎センター開設につきまして
当院では、2017年6月に「しびれ外来」を開設して以来、従来からの脳疾患だけでなく脊椎や末梢神経障害の治療も行なってまいりました。
この度2019年1月、患者さんの増加に伴い、より高度な医療を提供するべく脊椎センターを開設いたしました。
「しびれ外来」を受診する患者さんの中には、手術が必要な方も少なくなく、手術件数も大幅に増えてきている状態で、良好な成績を上げております。もちろん手術が必要ではない患者さんに対して手術を勧めるようなことはしておりませんので、そのような患者さんには内服薬やリハビリなどの保存的療法を行なってまいります。
近隣には脊椎手術を行う施設が少ないということもあり、最近では、地域の整形外科や内科の先生方からも脊椎疾患の患者さんをご紹介いただくことも多くなりました。さらにありがたいことに茨城県北やいわき方面からも患者さんにいらっしゃっていただけるようになりました。
こうしたニーズに応えるべく脊椎・末梢神経の治療に特化した脊椎センターを設立する運びとなりました。
初診の患者さんには、今まで通り「しびれ外来」を最初の窓口とすることは変わりませんが、今まで以上にあらゆる脊椎疾患(および末梢神経障害)にできる限り対応させていただきたいと思います。脊椎外傷や脊髄損傷、脊髄出血などの急性期疾患に関しましても積極的に受け入れをしておりますので、お気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
しびれ以外にもこんな症状がある場合は、当院にご相談ください
- 首の痛み
首の後ろの部分が痛む。または重苦しい
首を後ろにそらした時や重い荷物を持った時に、痛みが生じる など - 手足の感覚がおかしい
手に何にも触れていないのに痛みが走る
足の裏がいつも砂利を踏んでいるような感覚がある など - 手先の細かい作業が不自由になる
ボタン掛けや、お箸の使用、字を書くことなどが不自由になる など - 歩行がしにくい
足を前に出しにくい、速く歩けない、歩行がぎこちなくなる
階段を降りるのが怖くなる
長く歩くと腕や足のしびれや痛みが出てしまい休むと改善する など - 坐骨神経痛
お尻から太ももにかけての堪え難い痛み - 排泄障害
排尿や排便をしたいのに出ない など
診療対象となる疾患
診療対象 |
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頚椎症(頚髄症、神経根症、後縦靱帯骨化症) |
頚椎椎間板ヘルニア |
腰部脊柱管狭窄症 |
腰椎椎間板ヘルニア |
腰椎すべり症 |
脊椎骨折、脊髄損傷などの外傷 |
脊髄硬膜外出血 |
末梢神経障害(手根管症候群、肘部管症候群、足根管症候群) |
※一部の脊髄腫瘍や側弯症に関しましては、特殊な治療が必要となりますので、大学病院等の高度医療機関にご紹介させていただいております。
近隣病院および開業医の先生方へ
2017年6月に「しびれ外来」を開設して以来、数多くのご紹介をいただいており、心より感謝申し上げます。
このたび聖麗メモリアル病院内に脊椎センターを開設いたしましたので、あらゆるしびれや脊椎疾患、末梢神経疾患に対し、益々皆様のお役に立てるよう尽力いたします。
どんな些細な症例でも、極めて重症例でも構いませんので、引き続き聖麗メモリアル病院脊椎センターにご紹介いただければ幸いです。さらに緊急の場合でしたら、いつでもご連絡いただければできる限り対応いたします。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
聖麗メモリアル病院・脊椎センター長
稲垣 浩
日本脊髄外科学会認定研修施設として認定されました
この度、聖麗メモリアル病院は、2024年7月1日より県内唯一の日本脊髄外科学会認定研修施設として認定されました。
種別: | 研修施設A |
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認定期間: | 自2024年7月1日 至2028年6月30日 |
日本脊髄外科学会認定研修施設とは指導医のもとで常に患者の治療に責任を持てる環境にある病院および、十分な脊椎脊髄手術の訓練が出来る研修制度、環境を整えた病院に認められるものになります。
研修施設基準Aとは(日本脊髄外科学会より)
- 脊椎脊髄手術が3年間連続して100例/年以上であること。
- 専門研修指導医(脊椎脊髄外科専門医取得5年後に専門医の更新を行なった医師)が常勤していること。
専門研修指導医は学会の指導医とする。専門研修指導医からカリキュラム責任者を選出する。 - 日本整形外科学会あるいは日本脳神経外科学会認定研修施設であること。
- 施設に所属する医師が筆頭演者としていずれかの学会の学術集会に3年間で1回以上発表あるいは講演していること。
- 上記の1~4に該当しない場合でも、地域あるいは研修体制を考慮し特別措置として脊椎脊髄外科専門医検討委員会の議を経て、認定することができる。
- 付帯条件として
- 指導医のもとで常に患者の治療に責任を持てる環境にある病院および十分な脊椎脊髄手術の訓練ができる研修制度、環境を備えた病院であること。
- 年間の手術件数には頚椎あるいは腰椎の変性疾患が含まれ、専攻医側からみてバランスのよい内容であること。
- 専攻医の金銭的支援を含めて受け入れ態勢が整っていること。