しびれ外来について
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しびれ外来について
当院では平成29年6月から「しびれ外来」を開設し、脊髄外科学会認定医による脊椎や末梢神経の治療を行なっております。
じんじんする、ぴりぴりする、さわった感覚がわからないなど、あらゆる「体のしびれ」を対象にしています。しびれを治すには、まずは原因を正確に診断することが最も重要であり、そのための診察や検査に一切妥協はいたしません。原因がわかれば最適な治療をすることができると考えているからです。
遠方よりお越しの方も多いため、なるべく即日検査を行うようにしております。(混雑状況や検査の種類によっては後日予約になってしまうこともあることはご了承ください)。
しびれでお困りの方はぜひご相談ください。
また「しびれ外来」ではしびれ以外にもあらゆる神経の障害に対処いたします。以下のような症状があった場合にも、頚椎症や腰椎症などによる神経の障害の可能性がありますので、「しびれ外来」で対応いたします。症状に見合った詳しい検査をいたしますので、予約時もしくは診察時にお伝え下さい。
- 首の痛み
首の後ろの部分が痛む。または重苦しい
首を後ろにそらした時や重い荷物を持った時に、痛みが生じる など - 手足の感覚がおかしい
手に何にも触れていないのに痛みが走る
足の裏がいつも砂利を踏んでいるような感覚がある など - 手先の細かい作業が不自由になる
ボタン掛けや、お箸の使用、字を書くことなどが不自由になる など - 歩行がしにくい
足を前に出しにくい、速く歩けない、歩行がぎこちなくなる
階段を降りるのが怖くなる
長く歩くと腕や足のしびれや痛みが出てしまい休むと改善する など - 坐骨神経痛
お尻から太ももにかけての堪え難い痛み - 排泄障害
排尿や排便をしたいのに出ない など
受診の流れ
しびれ外来は予約制に変更となります。初診、再診ともに予約が可能ですので、予約センターへご連絡下さい。
TEL | 0294-52-8529 |
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受付時間 | 13:30~17:00 |
受付日 | 月~土曜(日曜祝祭日休診) |
受診される患者さんへ
- 保険証、医療受給者証(対象者の方)、診察券(お持ちの方)をお持ちください。
- 紹介受診の患者様は診療情報提供書をお持ち下さい。
- 飲んでいるお薬がある方は、お薬手帳をお持ちください。
- 交通事故や労働災害で受診される方は、受付時にお申し出ください。
担当医師紹介
稲垣 浩
(いながき ひろし)
- 認定資格
- 脊椎脊髄外科専門医
- 脊椎外科学会認定医
- 脳神経外科専門医
後藤 正幸
(ごとう まさゆき)
- 認定資格
- 脳神経外科専門医
当院で治療可能な疾患
頚椎症(頚部脊柱管狭窄症、後縦靱帯骨化症)
頚椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎すべり症
脊椎骨折などの外傷
脊髄硬膜外出血
末梢神経障害(手根管症候群、肘部管症候群、足根管症候群)
しびれ外来での対応困難な事例につきまして
以下の状況の方につきましては、現在の我が国の医療レベルではまだ治療が困難な状況でして、当院のしびれ外来におきましても、対応困難となっております。神経細胞は著しく障害を受けてしまうと再生困難となり、その後遺症としてしびれや痛みが半永久的に残ってしまう場合があります。このしびれに関しては、様々な治療が研究されておりますが、ほとんど有効な治療がないのが現状です。
今後、神経細胞の再生治療が進歩することで治療可能となる可能性は十分ありますが、現時点では改善策がありません。
せっかく大切なお時間や費用をかけて遠方から来ていただいてもご満足いただけない結果になってしまうため、ご予約の時点で確認を取らせていただき、該当する方は診察をお断りさせていただいております。
- 過去の脳卒中(脳梗塞、脳出血など)の後遺症としてのしびれ
- 外傷により著しく神経を損傷してしまった際のしびれ
- 過去の手術で神経を損傷してしまった際のしびれ
また、うつ病や神経症といった精神疾患が原因のしびれにつきましても、専門外の治療となってしまうため、当院では対応困難となっております。
こういった制限を設けることは、しびれ外来を標榜する身として大変心苦しいのですが、どうかご了承くださいますようお願い申し上げます。